2011年2月12日土曜日

恐怖の初体験

フィンランドにいた時は、部屋が4つある広いお家で、どこに何をどう置くかなんて悩まなかった。でも、今は、日本よりも狭い2LKで、マスターベッドを私と娘、そしてもう一つのベッドルームを旦那の仕事部屋&ベッドルームという窮屈な環境で暮らしています。
せっかくフィンランドで一人で寝ることに慣れてきていた娘もすっかり、私とくっついてしか眠れなくなってしまった。ということで、私の上で寝てしまう程の寝相の悪い娘と一緒では、手足を伸ばして優雅に眠ることなどできず、端へ端へ追いやられ、朝起きたらマットレスの隅で二人寝ている状態です。

そんな訳で私の首、肩、背中の疲れは溜まるばかり。頭痛も頻度が増してきたので、これではダメだと思い、マッサージに行って来ました。前回行った、西洋マッサージではいきなり真っ裸にされ、効いているのか?効いていないのか?わからないオイルマッサージだったので、今回は東洋マッサージのところに行ってみました。そこは感じのいい韓国人の先生で、私の悪い所を的確に探して、アドバイスをしてくれるし、90分50㌦という良心的なプライスだったので、穴場を見~つけた♪と思っていました。いざ治療が始まると、このコリはひどすぎるので、針治療の方がいいだろうということになりました。

初めての針治療。怖い~。でも、お友達がすごくいいと言ってたしと恐々してもらうことにしました。最初は筋肉を和らげるために電気を通してマッサージ、これは決して気持ちよくはないけれど、筋肉が温かくなってほぐれている感じがしたのでOK。そして、針本番、首から下全身の針治療。思っていたよりも針をさす時にビビっと痛くて、ちょっとビックリ。でも、痛いけど、効いている気がすると 納得。効果があるのか?ないのか?と思っていたら、ところどころ筋肉痛のような感じがする。これはやっぱり効いている~。などと思っている間に終了。このタイミングでお買い物から帰ってきた旦那と娘が登場。すると、先生が「さぁ、これから一番重症の首をやりましょう。ここに座ってください。」「は~い。」とイスに座る。この時点で、かなり疲れている自分に気付く。でも、せっかくやってくれるんだから、と大人しく座る。そして、先生が取り出したのは、ものすご~く長い針、それを見て超怖くなったが、せっかくだから頑張ろうと自分に言い聞かせた(なんでやねん)。で、針1本目を首に投入。ぐにゅーっと針が首の痛い筋肉の中を通っていくのが分かった。そして、その瞬間激しい眩暈。この時(あぁ~、金属アレルギーって言うの忘れてた。でも、関係あるのかなぁ?)そして2本目投入。あらら、もうダメです。「スミマセン、眩暈がします。」というと、慌てて先生が針を取り出し、「はい、首を楽にして回しますよ~。」「あっ、ちょっと楽になって来ました。」と言った所までは記憶があるが、その後、気付いた時は、私はベッドに横になって、鼻の下のツボと両手首のツボを押されていた。なんで、鼻の下押してるん?そして、旦那はなぜか911に連絡をしていて???
「何してるんですか?」と聞いた私に気付いた先生は「よかった~。」と震えていた。私は何があったか、さっぱり分からず911の人と電話で話させられて、ようやく自分が気を失っていたことに気付いてビックリ。旦那も先生に「すぐに911に電話して!」と言われ、何も分からず、一人でラナを育てていくことになるのかという思いがよぎったらしい。

本当に人ってこうやって死んでいくのね~と思った出来事でした。でも、こんなハプニングの時に、旦那と娘が家に帰らず、マッサージ院に戻って来てくれていたことに感謝です。本当にいてくれてよかったわ。ちなみに、娘は私が気を失っていたことには気付いていないらしく、「お母しゃん、お鼻の下、痛かったね。かわいそうね。」と言っています。
そして、なぜ私が気絶したのか定かではないが、先生が「もしかして、寝不足だった?そしてお腹は空いていますか?」両方共、Yes!だったので、どうも原因はそれらしい。でも、たっぷりの睡眠を取っていて、お腹が満腹でも、絶対に針治療なんて一生しないわ!